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採用市場の現状について②~求職者の目線~

「採用競争」の時代の中にあって、採用担当者はどのような考えで採用活動を進めるべきでしょうか。数多くある情報の中から自社の求人情報を選び取ってもらうためには、他の求人と比べられた際に「埋もれない」ということが重要になります。できるだけ多くの求職者が利用する求人サイトを利用し、その中でも上位プランで自社求人の表示順位を高くすることや、フリーペーパーであれば目立つような大きい枠で掲載した方が見てもらえる確率が高まる…といった具合に、人材を採用したい企業にとっては、広告宣伝費が積み上がる方向性に進まざるを得ない一方で、採用者数がなかなか増えない、自社の求人情報をなかなか見てもらえず応募者すらゼロというケースは多々あります。
こういった状況は求職者目線にとってみれば、より多く求人広告コストを費やすことができる企業の求人ばかりを目にするようになり、「どの媒体にも同じような求人ばかりで飽きてきた」という感覚を生み出しかねません。またそういった状況が、求職者1人1人にとって、本当に自分に合う仕事情報に接する機会を減少させているとすら考えられます。そうすると求職者は、これまでと違った新しい仕事の探し方を模索し始めます。昨今の目まぐるしい技術革新により様々な情報が世の中に溢れる一方で、「情報の探し方」は、比較的自由度が高いものになってきています。特にAI技術の発達による検索エンジン等の利便性は、生活になくてはならないものとなりつつあります。「こんな探し方でも見つかるんだ」といったある種の感動体験は、ありふれた情報に接するよりも非常に印象度の高いものとなります。現在の売り手市場の中にあっては、求職者にどのような雇用を提供できるかといった「採用マーケティング」に目を向ける必要性を感じる次第であります。

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